診療内容

インプラント

失った歯を取り戻します

自分の歯のような噛み心地

インプラントは歯を失った部分にチタン製の人工歯根を埋め込み、この上にセラミックなどの人工歯を装着する治療法です。装着時に違和感が残る入れ歯や健康な歯を削らなければならないブリッジとは異なり、天然の歯と同様に固いものでも楽に食べられる噛み心地や審美性などに優れた、合理的な歯の再生治療法といえます。

選ぶなら一生ものの品質を

インプラントの表面に使用されているハイドロキシアパタイト(HA)は顎の中で自然に骨と結合する生体活性材料で、体には全く影響がありません。
ウララ歯科クリニックでは高品質HAコーテッドインプラント「MP-1」を使用。ニューヨーク歯科大学の研究結果によると、MP-1は97%のHA結晶体で構成されており、他社のHAコーディングをはるかに越える純度と安定性に加え、可溶性も極めて低いことが確認されています。
インプラントは自費診療となるため、決して安価なものではありません。だからこそ一生使い続けることを前提に、材質にもこだわってご検討ください。

1.従来の治療との違い

従来の治療イメージ(ブリッジ治療)

インプラントの治療イメージ

歯が1本のみ抜けている場合、従来の治療法では両側の歯を削るブリッジという方法が取られていました。しかし、インプラントなら抜けた部分のみに治療を行うことができるので、他の歯を削る必要がありません。
また、たくさんの歯が抜けている場合、従来のブリッジ方法では残っている歯だけでかむ力を支えなければなりません。このかむ力はとても大きく、歯の寿命を短くしてしまったり、ムシ歯になりやすくしてしまいます。インプラントにすると、本来の歯数のバランスがとれますので、咬合圧(かむ力)による負担が少なくなります。

従来の奥歯の治療イメージ(部分入れ歯)

インプラントの奥歯の治療イメージ

奥歯が抜けている場合、従来の方法は、隣の歯に留め具をつけることで取りつけられる部分入れ歯でした。
インプラントにすると取りはずさないですむのでしっかりと固定され、安心して食事ができます。

2.診療の流れ

初診・相談

インプラント治療とはどんなものか、大まかな治療のすすめ方を説明します。

精密検査

詳しく調べるため、歯型やCT(コンピューター断層撮影)・X線写真を撮ります。

分析・診断

現在の状態と将来の予測治療方法や、期間・料金などを詳しく説明いたします。

契約・術前投与

治療上の約束や保証を記した書類を互いに取り交わし、間違いのない様にします。
また、術後の痛み、腫れを軽減させるため事前に薬を服用していただきます。

治療開始

事前にお口の中の消毒を行い、麻酔が完全に効いた状況で手術に入ります。

3.こんな方におすすめ

取り外しの入れ歯が嫌い
仕事、その他の事情で不都合
治療のために残っている歯を削られたくない!
入れ歯で、発音や発音に不便を感じている
総入れ歯が合わず、生活にも支障をきたしている!
総入れ歯に不快感を感じる……
歯周患者などで、入れ歯を装着すると残っている歯に悪影響を及ぼすと考えられる

上記のお悩み以外にも、ご相談をお受けいたしますので是非お問い合わせください。

4.よくある質問

Q.インプラントのできる年齢は?
アゴの骨の成長が止まる16才~18才頃から可能で、60才あるいは70才ぐらいまでが条件的に良い時期といえます。しかし個人差もあり、70才以上の方でも骨の状態が良ければインプラントは可能です。
Q.インプラントをして、身体に影響はありませんか?
カルシテック・インプラントの表面に使われている材料は、ハイドロキシアパタイト(HA)と呼ばれ、顎(あご)の中で積極的に骨と結合しようとする生体活性材料です。
他のインプラントシステムと比較してもさらに生体と馴染みやすく、身体には全く影響はありません。
Q.インプラントは、どのくらいもちますか?
インプラント自体を材質的に考えると半永久的なものです。
しかし、実際に考えなければならないことは、生体との調和です。
したがってその寿命は、患者さんのお口の手入れによって決まります。
天然歯と同様に、手入れが悪ければインプラントの寿命も短くなります。
治療後の口腔衛生管理はとても大切ですので、歯科医師、衛生士の指導に従ってお手入れの方法を学んで下さい。
Q.インプラントの治療が受けられない場合もありますか?
インプラント治療は手術後の手入れが重要です。
歯みがきをしない患者さんには、インプラントを行うことはできません。
また身体が健康でない場合や、歯槽骨の具合がよくない場合は、インプラントができないこともありますので専門医師と十分相談してください。
時には、CTスキャンや血液検査を行い診断することもあります。
Q.インプラント手術時は、痛くないでしょうか?
インプラントを顎(あご)の骨に植える手術は、麻酔をして行いますから、手術時の痛みは心配ありません。
Q.何回も通院が必要ですか?
インプラントを顎(あご)の骨に植え込む1次手術と、インプラントが顎(あご)の骨と生着した後にインプラント用の人工歯を取り付ける支台を装着する2次手術、そして歯列の型を採る印象採取、その模型を用いて制作したインプラント用人工歯の装着その他などで最低でも6~8回の通院が必要です。
また、1次手術から最終人工歯の装着までの期間は、年齢、口腔状態により個人差(約4カ月~1年半位)がありますので、先生の説明をよく聞いて下さい。
Q.治療期間はどのくらいですか?
●歯を抜いてすぐにインプラントが可能
歯を支えている骨がしっかりしていれば、歯を抜いてすぐにインプラント埋入が可能です。歯茎も切らないので、腫れや痛みが従来より少なくなりました。治療期間も大幅に短縮されました。
●治療期間が短縮
特に歯を抜いてすぐインプラント埋入ができるケースでは、約5~7ヵ月後には最終のかぶせ物の装着が可能です。従来の治療では、約1年かかっていたのが、大幅に短縮されました。
Q.大掛かりな手術になるのですか?
広範囲に歯茎を切らずにインプラント埋入が可能
以前は、全てのインプラントで広範囲に 歯茎を切ってインプラント治療を行っていました。
広範囲に歯茎を切ると腫れや痛みの原因になります。
当クリニックでは、なるべく歯茎を切らずにインプラント治療を行っています。
Q.インプラント治療後のお口のお手入れは特別な方法が必要ですか?
天然の歯とインプラントの形態は同じではありません。
そこで歯ブラシだけでなく、インプラントの形態に合わせた補助清掃器具を使用する必要があります。
先生や衛生士から教えられた清掃方法で、毎日必ずお口の中を清掃してください。
Q.HAコーテイングインプラントとは?
ハイドロキシアパタイト(HA)は歯や骨など硬組織を構成する成分であり、この数十ミクロンのアパタイトの薄層がチタンインプラント表面にコーテイングされたものであります。
Q.他のインプラント素材との比較(チタン素材インプラント等)
HAインプラントにはその表面性状であるHAが骨伝導能を有し、骨が添加する足場を提供する能力があります。
チタンインプラントは機械的に骨と結合していますが、HAインプラントは化学的に骨と結合しています。
チタンインプラントはネジで、HAインプラントはネジに接着材をつけて固定したものとイメージすると分り易いと思います。
つまり上顎の骨のように骨質が悪い(初期固定が得られない)条件ではHAインプラントの適応症といえるでしょう。
また、上顎洞挙上術やGBRなどの骨造成部位においはチタンインプラントに比べてほとんどの場合治療期間が半分以下に短縮することが可能なことも大きな特徴と言えます。
実際上顎洞挙上術において、骨頂から上顎洞までの距離が1ミリであっても4ヵ月後には2次手術が可能です。
抜歯即時埋入においてもチタンインプラントでは条件が限られます。
インプラントと骨の間隙が問題になり適応症は間隙が2ミリ以内と言われています。
HAインプラントを用いると抜歯即時埋入におけるインプラントと骨の間隙の問題は表面性状の骨伝導能により解決されます。
HAインプラントの骨伝導能を利用することで最小限の介入で最大限の効果を得る術式が可能となります。
Q.なぜHAコーテイングインプラントを使用するのか?
チタンインプラントでは周囲骨と0.3mm以上のギャップ(隙間)が存在すると骨結合する可能性は低いが、HAインプラントでは周囲に1.5mmのギャップ(隙間)があっても骨結合する。
抜歯窩にインプラントを埋入する場合、インプラントと骨の埋入間隙が問題になります。
通常、チタンインプラントを抜歯窩に埋入する場合、抜歯窩とインプラントの隙間をなくすために、なるべく抜歯窩の径にチタンインプラントの径を合わさなければならないためインプラントヘッド径の大きなインプラントを使用せざるを得ない結果となります。
このことは、唇側歯槽骨の厚みが得られなかったり薄い遊離歯肉を圧迫して歯肉退縮を招いたりします。
これを防ぐために抜歯窩の隙間に左右されない骨伝導性を有するHAコーテイングインプラントを使用することにより、早期にインテグレーションが達成されます。
これは抜歯即時インプラントや、骨質の不良な箇所のインプラント埋入が可能な理由です。

5.保証について

当クリニックでは自費診療については保証をお付けしています。
インプラントについては3年間の保証付きです。

万一保証期間中の通常使用で破損や脱落などの不具合が生じた場合は、保証書をお持ちの上ご来院ください。当クリニックの責任において一切無料で修理や再装着、再調整をさせていただきます。 その他保証の詳細につきましては保証書をご確認ください。

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